花木や実のなる木の剪定のポイント

アジサイ(ユキノシタ科・落葉樹) 剪定時期:type5

剪定のポイント 花房は新梢の上部につき花が終わるころに開花枝を上部から1/3程度切り詰めると直後に花芽が形成され、翌年その花芽が伸びて開花する。ただし、8~9月以降に強く切り詰めるとせっかくできた花芽切り取ってしまうことになるので、遅い時期の強い切り詰めは避けること。関東以西では落葉後から冬場にかけて、弱い枝や枯れ枝、混みすぎの枝を整理するとよい。
アドバイス アジサイは今年伸びた枝の頂部に花芽がつき、その花芽から伸びた新梢の先に花が咲く。そのため花の終わった後の強い切り詰めや落葉後の枝の切り詰めは花芽を切り下す原因となるので避けること。
剪定時期 強剪定:6~7月 弱剪定:11~2月

ウメ(バラ科・落葉樹) 剪定時期:type1

剪定のポイント 元気よく長く伸びた枝ではなく、短く充実した枝の先から元までびっしりと花芽を付けるので短枝を多く作るような剪定が必要。
ウメは放っておくと、大枝、小枝が無数に生じ、収拾できない樹形になってしまうため、枝抜きや切り返し、切り詰め剪定を行い、ウメ本来の姿を作るように心がける。徒長枝、からみ枝などは取り除き、枝先は切りそろえる。
アドバイス 蕾をよく付ける短枝を多く作るように剪定すること。日陰を避ける。
花をつける短枝は3年程度で枯れてしまい、下位か部分が年々枝先に移っていくので、狭い場所では5~6年目位に強い切り戻しを行い、開花枝をみきに近い低い部分に作りかえるのもひとつの方法。
剪定時期 強剪定:4~6月(花の終わった直後) 弱剪定:12~1月

コデマリ・ユキヤナギ(バラ科・落葉樹) 剪定時期:type1

剪定のポイント 新梢が伸びると、その葉腋にびっしりと花芽を付けるのでよほど遅すぎる刈り込みをしない限り、花が咲かないということはない。
アドバイス 数年放置すると枝が太くなり小枝が密生するため、4~5年目の枝は花が終わった直後に地際から切り取り、肥料を施して新しい枝に更新していくと常に低く美しい枝ぶりが楽しめる。
剪定時期 強剪定:4~6月(花が終わった直後) 弱剪定:12~1月

サクラ類(バラ科・落葉樹) 剪定時期:type3

剪定のポイント 花芽は2年生の短枝の頂芽および葉腋に付くので、短枝は大切にすること。
サクラの剪定は胴吹枝や徒長枝、あるいは弱った枝を取り除く程度で事情がない限り剪定は行わないのが普通。
アドバイス サクラは切り口がふさがれにくく、太い枝の切り口は腐敗菌の影響で枝枯れを起こしやすい。太い枝の切り詰めは避け、切り口には保護材を塗ることが必要。
剪定時期 強剪定:12~2月

サザンカ・ツバキ(ツバキ科・常緑樹) 剪定時期:type2

剪定のポイント サザンカ・ツバキ類は新梢の頂部に蕾を付けるので、むやみに枝を切り詰めると蕾を落としてしまうことになる。どちらも花の終わった後に新梢を伸ばし、この先に蕾が付くので、枝桐谷刈り込みは花の終わった直後に行い、夏以降は樹形を乱す枝を切る程度にとどめる。
生垣などのように樹形を作る場合は、樹形がある程度できるまでは花を目的としないで刈り込むようにする。
アドバイス 樹勢が強く失敗の少ない花木だが、7月以降の強い刈り込みは花芽を切り落とすので避けること。日陰での花付きは悪く、病虫害の発生も多い。
剪定時期 強剪定:3~4月(花の終わった直後) 弱剪定(11~12月)

サルスベリ(ミソハギ科・落葉樹) 剪定時期:type6

剪定のポイント 新しく伸びた新梢に花を咲かせるので、毎年元気のよい枝をだすようにしなくてはならない。前年生枝の中で生き良いのよい枝を適切な部分で切り詰め、それ以外の弱枝は全部取り除く。
アドバイス 毎年一定部分で切り詰めていると、その部分が瘤状となり新枝発生に影響をきたすとともに、病害虫の侵入するおそれがある。瘤状になった部分はその下部で斜めに切り、再生手法の切り詰めを行うとよい。そうすることにより、強い若枝が発生し、その頂部に花芽が分化する。
剪定時期 強剪定:11~3月

ツツジ類(ツツジ科・常緑、落葉樹) 剪定時期:type2

剪定のポイント 花芽は今年伸びた枝に頂生したたくさんの枝をだすので、失敗の少ない花木である。
ツツジ類は花の終わった直後に新梢を伸ばし、その先に蕾をつけるので刈り込み時期を間違うと、せっかくついた蕾を全部切ってしまうことになる。
アドバイス 秋以降の強い刈り込みはせっかくついた花芽を切り落とすので、特に注意すること。落葉性ツツジは萌芽力が弱いので、秋から冬にかけれは飛び出た枝を切る程度にとどめる。日陰や加湿を嫌う。
剪定時期 強剪定:5~6月 弱剪定:10~2月

ドウダンツツジ(ツツジ科・落葉樹) 剪定時期:type2

剪定のポイント 剪定の仕方は簡単で、葉の大きな刈り込みばさみで一律に行えばよい。新梢の固まりかけた6月中旬に行えば、秋の紅葉に影響はないが、7~8月以降に行うと紅葉はほとんど望めない。
秋から冬の整枝は落葉後に行うが、あまり強く刈り込むと春の新梢が粗く長くなり樹形を崩すので落葉期でも強い刈り込みは避ける。
アドバイス 樹形を整えるために強く刈り込むと、あまり花が咲かないことが多い。
秋の紅葉を楽しむなら刈り込みは6月中に行うようにする。
剪定時期 強剪定:11~12月 弱剪定:5~6月

ハナミズキ(ミズキ科・落葉樹) 剪定時期:type1

剪定のポイント 十数年くらいは樹勢が強く枝を良く伸ばすため開花が隔年となりやすい。その後、枝の伸びもおさまり、短くなると毎年よく花が咲くようになる。小さな蕾を取り、隔年開花を防ぐのは大変なため、自然のなり域で育てることが多い。
アドバイス 整枝は長く伸びた枝を調整する程度で。枝を切る場合は、節と節の間で切る。
剪定時期 強剪定:11~12月 弱剪定:5~6月

バラ(バラ科・落葉樹) 剪定時期:type6

剪定のポイント 四季咲きの株バラは新梢の先に花をつけるので、新しい元気のよい新梢を出すようにする。ツルバラは元気よく伸びた新梢には花をつけず、2~3年生枝によく花をつける。
春から夏にかけては花がらを摘み取る程度。秋に花を愉しむためには8月中から下旬に中程度の剪定を行い、冬にやや強めの剪定を行う。
落葉期の剪定は全体の半分か、やや低めに剪定するが、もっと強く行ってもよい。
アドバイス 花の付き方はあまり気にする必要はなく、充実した新梢を出すように心がける。
剪定時期 強剪定:12~2月 弱剪定:5~9月

ピラカンサ(バラ科・常緑樹) 剪定時期:type3

剪定のポイント 剪定は秋から冬にかけて行うが、実を結んでいるものは鑑賞後でもよい。長く伸ばした枝は、しんや枝を作る場合は目的の位置に誘引し、その他は基部を20から30cm残して切り詰め、短枝を多く作るようにする。長い枝には花芽はつかず、短枝に花芽をつける。
アドバイス 果実は2~3月までついているが、長期間つけておくと樹勢が弱まるので、1月下旬には取ってしまうとよい。
剪定時期 強剪定:12~2月 弱剪定:7~8月

フジ(マメ科・落葉樹) 剪定時期:type3

剪定のポイント 夏に藤棚いっぱいに蔓が伸びるため、混みすぎた部分は適度な枝抜きを行う。また、夏に延びる蔓は何度剪定しても花芽の文化に支障はない。
冬期の剪定時期には花芽は分化しており、見分けが付くので、この枝は残すようにする。剪定の方法は前年生枝蔓の元葉3から4枚で切除。
アドバイス 環境の変化によって花が咲かなくなることがある。購入してから庭になじんで開花するまでに3年程かかる。
剪定時期 強剪定:1~2月 弱剪定:5~9月  タイプ3

ボタン(キンポウゲ科・落葉樹) 剪定時期:type5

剪定のポイント ボタンの新梢はせいぜい20~30㎝くらいで枝の出方も少ない。花が終わり次第、花がらを摘み取り、結実を防ぎ、期の衰弱を防ぐ。
冬期には剪定を行うが、弱い枝や枯れ枝の切り取り程度にとどめておく。
アドバイス 高くなりすぎた枝を低くしたいときは1~2月に切り詰めるが、花は1年間あきらめなくてはいけない。
剪定時期 強剪定:11月下旬~2月

キンモクセイ(モクセイ科・常緑樹) 剪定時期:type1

剪定のポイント 花芽は今年伸びた新梢の葉腋につくので、整枝・剪定は花の終わった直後から、厳冬期を避けて、3月いっぱいまでに行う。夏の剪定は避ける。
アドバイス 花つきを良くするには、値を切り詰めて成長を一時的に抑える方法がある。また、リン酸成分をやや多めに施し、バランスの良い施肥管理を行うとよい。
剪定時期 強剪定:11~12月または3月
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